【注文住宅】造作キッチンカウンターの魅力!
活用方法や注意点とは

2025/2/17 公開

【注文住宅】造作キッチンカウンターの魅力!活用方法や注意点とは

新しい暮らしをスタートする家族にとって、注文住宅は希望の住まいを実現する絶好のチャンスです。より暮らしやすく快適な住まいにするために、造作のキッチンカウンターを取り入れてみてはいかがでしょうか。広いキッチンカウンターは、調理をスムーズに進めるのに役立つだけでなく、ダイニングテーブルや子どもの勉強スペースなどにも活用できます。ライフスタイルや好みに合わせてデザインでき、使い勝手とおしゃれさを両立できるのも魅力です。

この記事では、造作キッチンカウンターが暮らしにどのようなメリットをもたらすかを掘り下げ、活用方法や取り入れる際の注意点について解説します。

造作のキッチンカウンターは、既製品であるシステムキッチンとは異なり、オーダーメイドで設計・施工されます。素材や色、高さなどを自由に選べるため、ユニークで個性的なキッチンを実現したい方におすすめです。家族のライフスタイルやキッチンのデザインに合わせてつくられるので、機能性やデザイン性に優れ、収納力の向上やインテリアのアクセントにもなります。

造作キッチンカウンターを設けるメリットは、主に以下の3点です。

  • 多用途に活用できる
  • 家事効率が上がる
  • 自由にデザインできる

それぞれを詳しく解説します。

多用途に活用できる

広いキッチンカウンターは調理や配膳に便利なだけでなく、食事スペースとしても活用可能です。またカウンター下に収納を設けたり、小物を飾ったりすることで見せ棚としても楽しめます。オーダーメイドで設計できるため、家の間取りに合わせてスペースを無駄なく活用でき、機能性とデザイン性を兼ね備えた使い勝手の良いキッチンを実現できるでしょう。

家事効率が上がる

造作キッチンカウンターを設けることにより、作業スペースが広がって家事効率が高まります。完成したキッチンを確認してから最適なレイアウトでカウンターを設置するため、無駄な家事動線をつくりません。また高さや幅を使う人に合わせて調整できるので、キッチンでの作業を効率よく進められます。カウンター下を収納スペースとして活用すれば、キッチンに散らかりがちな小物をすっきりと収納できるため、見た目にも美しいキッチンが保てるでしょう。

自由にデザインできる

既製品では実現できない希望通りのキッチンカウンターをデザインできることも、造作ならではのメリットです。人工大理石やタイルなどさまざまな素材の天板を選べる他、特注サイズにもできます。システムキッチンの規格にとらわれず、家事動線や使い勝手を考え、細部にまでこだわってデザインしたい方にぴったりです。

造作キッチンカウンターのメリットを紹介しましたが、デメリットもいくつか存在します。特に注意したいのが以下の3点です。

  • コストがかかる
  • 変更が難しい
  • 職人の技量で差が出る

どのようなことに注意すべきかを見ていきましょう。

コストがかかる

造作キッチンカウンターのデメリットは、設計や施工に手間がかかり、コストが高くなることです。特に、複雑なデザインや特注サイズの素材を使用する場合、予算が大きく膨らみがちです。また材料を個別に調達する必要があり、施工方法もそれぞれに異なるため、工期が長くなることも珍しくありません。こだわりが強くなるほどコストや工期に影響するため、まずはおおまかな予算を決め、工期なども考慮しながらプランを立てることが大切です。

変更が難しい

造作キッチンカウンターを設置すると、将来的にキッチンやリビングダイニングをリフォームするとき、カウンターだけが浮いてしまう可能性があります。また大工工事が必要になるので、キッチン全体のデザイン変更も気軽にはできません。家族構成やライフスタイルの変化にも対応できるような、長く使えるプランを考えることが大切です。

職人の技量で差が出る

造作キッチンカウンターはオーダーメイドで作るため、職人の技量によって仕上がりに差が出ます。選ぶ素材やデザインが特に個性的なものである場合、イメージと異なる仕上がりになる可能性が高いかもしれません。希望のキッチンを実現するためには、住宅会社のカタログやホームページで造作キッチンカウンターの実例を確認し、経験豊富な会社を選ぶ必要があります。

注文住宅における造作キッチンカウンターの活用方法

造作キッチンカウンターは単なる調理用の作業スペースではなく、さまざまな用途に活用できます。代表例が以下の4つです。

  • ダイニングテーブル
  • バーカウンター
  • 子どもの勉強スペース
  • 収納スペース

それぞれ具体的に紹介します。

ダイニングテーブル

リビングダイニングとキッチンが一体になったオープンタイプの間取りにおすすめなのが、造作キッチンカウンターをダイニングテーブルとして利用する方法です。キッチンセットの横並びにダイニングテーブルがあると、料理の配膳をスムーズに行えます。広めのキッチンカウンターなら家族での食事だけでなく、友人などを招いたホームパーティーを開催する際にも重宝するでしょう。料理をする人と食事をする人の距離が近くなるため、コミュニケーションが取りやすいというメリットもあります

ただし、カウンターが高すぎると、使い勝手の悪いダイニングテーブルになってしまいます。椅子に座ったときにちょうど良い高さになるよう、調整することが大切です。

バーカウンター

キッチンのワークトップと造作カウンターの高さをそろえてハイチェアを置き、バーカウンターのようなおしゃれな雰囲気を演出するのも良いでしょう。キッチンカウンターの下に小型のワインセラーを設置したり、グラスを吊るす収納を設けたりすれば、より本格的なホームバーを実現できます。照明やカウンタートップの素材にもこだわると、さらにスタイリッシュな仕上がりになります。くつろげる自宅でゆったりお酒を楽しみたい、という方におすすめです。

子どもの勉強スペース

子どもの勉強スペースとして利用すれば、料理をしながら宿題を見守ることが可能です。キッチンとキッチンカウンターという近い距離でそれぞれ作業するため、自然とコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。

キッチンカウンターがない家庭では、同じ用途でダイニングテーブルを利用するケースがあります。ダイニングテーブルとキッチンカウンターでの用途を分けることで、食事をとるスペース、勉強をするスペースとして切り替えしやすくなるでしょう。

収納スペース

造作キッチンカウンターの下は、収納スペースにするスタイルが一般的です。キッチン周りはどうしても物が多くなってしまいがちですが、カウンター下のデッドスペースを利用すれば、収納のための家具を増やす必要はありません。収納スペースを設けることで、すっきりとした片付けやすい空間を保てます。

引き出しや扉を取り付けると隠す収納に、オープン棚は見せる収納として活用できます。収納する物に合わせて、またリビングとのバランスやデザイン性も考慮して、収納スペースを魅力的なインテリアにしてみてはいかがでしょうか。

造作キッチンカウンターは自由度が高いというメリットがある一方で、変更が難しいなどのデメリットがあります。完成してから「こんなはずではなかった」という事態を避けるために、キッチンカウンターを造作する際の注意点を押さえておきましょう。

造作キッチンカウンターのイメージを描いておく

注文住宅で造作キッチンカウンターを上手に仕上げるには、まず用途や求めるデザインを具体的にイメージしておくことです。何を重視するかが明確になると、必要な機能やデザインを決めやすくなるでしょう。

また希望条件には優先順位を付けることが重要です。無駄な機能や素材を省き、予算内で最適なプランを実現できます。具体的にイメージできない場合は、カタログや建築実例を参考にすることをおすすめします。事前準備をしっかり行い、施工業者とシミュレーションを重ねることで、希望のキッチンカウンターを実現できるでしょう。

サイズや素材を考える

造作キッチンカウンターは、用途に応じて適した高さ・奥行きを決めましょう。一般的なダイニングテーブルの高さは70cm前後、バーカウンターの場合は90cm前後が目安となります。カウンター下に十分な収納スペースを確保したい場合、45cm前後の奥行きがあると使い勝手が良いでしょう。収納量が少なめなら、奥行き30cm前後が目安です。

カウンターの素材はステンレスと木の組み合わせや、メラミン化粧板などの選択肢がありますが、部屋全体とのバランスを考えた素材選びが大切です。水を使用する場所なので耐久性も考慮しつつ、部屋の雰囲気に合った統一感のある素材を選びましょう。

実績豊富な建築会社に依頼する

施工業者を選ぶ際は、造作キッチンカウンターを含む建築実績が豊富な会社に依頼することが重要です。実績のある会社は、専門の職人と数多くのノウハウを持ち、イメージと仕上がりのギャップを最小限に抑えられます。まずは会社の公式ホームページや建築実例集で過去の実績をチェックし、デザインや施工の流れを確認しておきましょう。

キッチンカウンター以外の造作

細部にまでこだわりを反映できるのが、注文住宅の最大の魅力です。造作がおすすめなのは、キッチンカウンターだけではありません。ここでは、個性が光るキッチンカウンター以外の造作について紹介します。

造作棚

造作によって使い勝手の良い棚を設置することが可能です。一般的な設置方法でも良いですが、収納する物の大きさによって高さを変えられるように、可動式にするのも良いでしょう。日用品をストックしたり、たまにしか使わない家電などを収納したりするのに役立ちます。見せる造作棚にする場合は、インテリアの統一感を損なわないよう、部屋の雰囲気と合わせたデザインにするのがポイントです。

造作洗面台

造作洗面台は、設置場所の幅や奥行きに合わせて細かくサイズを調整できます。洗面ボウルやミラー、水栓などの各パーツもカスタマイズできるため、家族構成やライフスタイルに応じた使いやすい洗面所を実現可能です。例えば家族が多い場合は、広めのカウンターに2つの洗面ボウルを設置すると、朝の混雑を解消できるでしょう。小さな子どもや車椅子を利用する家族がいる場合は、 段差をつけて2つのボウルの高さを変えるといった工夫も可能です。

オーダーメイドの設計・施工が可能な造作キッチンカウンターは、おしゃれで機能的なキッチンを実現したい方におすすめです。ただし、職人の技量によっては希望通りに仕上がらないこともあるので、実績豊富な施工業者に相談しましょう。

神奈川県厚木市・東京都世田谷区に拠点を置くタイセーハウジングでは、これまでに1,000棟を超える注文住宅作りやリフォーム・リノベーションに携わってきました。造作設備を取り入れた、こだわりの家作りも可能です。東京・神奈川で注文住宅を検討中の方は、タイセーハウジングまでお気軽にご相談ください。