人気のシンプルモダンな注文住宅!
洗練された外観・内装にするポイントをご紹介

2024/9/14 公開

人気のシンプルモダンな注文住宅!洗練された外観・内装にするポイントをご紹介

おしゃれで洗練された注文住宅を建てたいのであれば、シンプルモダンな家という選択肢があります。

落ち着いた色味とすっきりとしたデザインが特徴のシンプルモダンな家は、建築コストやメンテナンスの手間を減らしたい場合だけでなく、どこかおしゃれで個性を感じる雰囲気の住まいをつくりたい方にも人気のスタイルです。

今回はシンプルモダンな注文住宅の魅力と、おしゃれな住まいにするコツを解説します。実際にタイセーハウジングで注文住宅を建てた方の建築実例もご紹介しますので、シンプルモダンな生活空間をつくりたい方は、ぜひ参考にしてください。

シンプルモダンな注文住宅が人気を集める理由は、大きく分けて以下の3つです。

● 流行に左右されない
● コストパフォーマンスに優れている
● 環境を選ばない

一つずつ解説します。

流行に左右されない

シンプルモダンな注文住宅は、洗練されていて流行に左右されず、飽きが来ないデザインが特徴です。余計な装飾を省いたスタイリッシュな直線的シルエットは強い主張がなく、あらゆる時代や年代にフィットします。

それでいて、素材やデザインが持つ良さを生かすことで、飾り付けをしなくても洗練された印象に仕上げられます。そのため、特に派手さは求めないけれど、おしゃれで何年たっても住み心地の良い家を建てたい方におすすめです。

コストパフォーマンスに優れている

コストパフォーマンスが高いというのも、シンプルモダンな注文住宅が人気を集める理由の一つです。

デザインがシンプルな分、施工も簡単なため、工事費用が抑えられる他、余計な装飾を省けます。そのため、建築にかかる材料費や手間を削減でき、総合的に建築コストを抑えられます。

さらに、装飾が少ない建物は比較的耐久性が高い傾向にあります。メンテナンスの頻度を抑えられる上、修理や補修にかかる費用も安くできるため、長い目で見てお財布に優しい家を建てたい方にもおすすめです。

環境を選ばない

落ち着いた住環境にも溶け込みやすく、建てる場所を選ばずに自分の好きなデザインの家を建てられるのも、シンプルモダンの大きな魅力です。

個性が強すぎる家は周囲から浮いてしまうことがありますが、シンプルモダンな家ならその心配がありません。個性的な住宅が立ち並ぶ都会でも、自然あふれる郊外でも、周囲になじむデザインに仕上がります。

主張しすぎず、それでいて特徴のあるデザインは、目立つ家にはしたくないけれど自分だけの個性は大切にしたいという方にぴったりです。

【外観】シンプルモダンにする4つのポイント

単にシンプルな外観にするだけでは、シンプルモダンな家は建ちません。ここでご紹介する4つのポイントを押さえることで、シンプルでありながら洗練された注文住宅を実現できます。

無彩色を使う

シンプルモダンな外観は、白・黒・グレーの無彩色を基本としましょう。無彩色を使うことで、どのような環境にもなじみやすく、飽きのこないデザインに仕上がります。

しかし、一色だけだと寂しい印象になるため、白と濃いめのグレーなど、2色を組み合わせるのがおすすめです。

また、外壁や屋根の素材にもこだわることで、さらに洗練された外観をつくれます。ガルバリウム鋼板を使用すればスタイリッシュな仕上がりに、しっくいの外壁なら温かみのある仕上がりになります。

素材の選び方次第で、同じ無彩色でも異なる印象を与えられるため、いろいろな素材を比較してみましょう。

片流れ屋根か切妻屋根がおすすめ

シンプルモダンな外観を実現するためには、直線的なデザインが特徴の、片流れ屋根や切妻屋根を取り入れるのもおすすめです。

片流れ屋根は一方向にのみ傾斜がある形状で、比較的コストを抑えながらおしゃれな外観にできます。広い屋根を有効活用して太陽光パネルを設置したり、光を多く取り入れられるように南面を高くして窓を設置したりすることも可能です。ただし、雨漏りのリスクが高く、雨風の影響を受けやすいため、屋根の劣化が早い点には注意が必要でしょう。

切妻屋根は二方向へ屋根が落ちる形状で、どのデザインの住宅にもマッチしやすい点が特徴です。シンプルな形状のため、工期が短く、人件費や材料費も抑えられるというコストの安さも魅力です。さらに、入居中もトラブルが起こりにくく、メンテナンス費用が安く済むというのも利点として挙げられます。

万が一雨漏りが起こっても、屋根の棟が一カ所しかないため原因を特定しやすく、修理を迅速に行えます。ただし、デザインに個性を出しづらい点や、妻側の屋根が劣化しやすいというデメリットもある点に留意が必要です。

窓のサイズや配置も重要

窓のサイズや配置も、シンプルモダンな外観に仕上げるために意識したいポイントです。窓・玄関の形状や配置に工夫を凝らすことで、さりげないアクセントが生まれ、シンプルモダンでおしゃれな外観に仕上がります。

なお、窓の数が少なすぎたり、位置や大きさがアンバランスだったりすると、洗練されたおしゃれな印象からは程遠くなるため注意が必要です。

室内の採光を意識しつつ、窓が外観とどのようになじむかをしっかりと確認しましょう。

外構計画も入念に考える

外構全体を建物と調和させることで、シンプルモダンなデザインが引き立ち、全体のおしゃれ感が向上します。

外壁の色と門扉の色や素材を合わせることで統一感が生まれたり、ウッドデッキを設置することでアクセントを加えられたりと、外構も建物の一部として意識することで、一気におしゃれな雰囲気が高まります。

シンプルモダンな外観を完成させるには、建物のデザインだけでなく、外構とのコーディネートも意識することが重要です。

【内装】シンプルモダンにする3つのポイント

シンプルで洗練されたマイホームをつくりたいなら、外観だけでなく内装もこだわることが重要です。シンプルモダンな内装に仕上げるために、3つのポイントを押さえましょう。

基本は無彩色を使う

シンプルモダンな住まいづくりのためには、内装も白や黒などの無彩色を基調とし、落ち着いた雰囲気をつくり出すことが大切です。

インテリアの色の比率は、ベースカラーが70%、カーテンや家具などのインテリアを決める色となるアソートカラーが25%、アクセントカラーが5%とするのが基本です。ベースカラーに無彩色を使い、これに合うアソートカラーを選びましょう。全体をモノトーンにしつつ、ビタミンカラーなどのアクセントカラーを取り入れると、空間にメリハリが生まれます。

さらに、無彩色の壁や床に、木目調の家具やグリーンの観葉植物を加えることで、自然な温かみと調和を演出できます。

シンプルモダンの内装は、シンプルで落ち着きのある配色を基本として、程よくアクセントを加えることを意識しましょう。

直線的な家具を選ぶ

外観だけでなく内観においても、直線的で装飾の少ないデザインを意識することで、シンプルモダンな住まいをつくれます。

直線的な形状の家具を配置することで、スタイリッシュな雰囲気が生まれ、生活感のない空間を演出できます。すっきりと整った印象の室内にしたい人は、ぜひ意識しましょう。

さらに、家具の一部に曲線のある家具を取り入れることで、シャープで洗練された空間に柔らかさというアクセントをプラスできます。

無機質な素材を使用する

シンプルモダンな内装に仕上げるためには、素材にもこだわることも大切です。特にガラスやアクリル、ステンレス、スチールなどの無機質で光沢のある素材は、人工的でモダンな雰囲気を醸し出し、洗練された印象を与えてくれます。

ガラス素材は透け感があり、空間を広く見せる効果もあります。テーブルや食器など、家具や小物に多く使われているため、積極的に取り入れましょう。

スチールやアイアン素材は、シンプルモダンに欠かせない直線的なデザインを強調してくれます。木製のイメージが強い本棚や絵を飾る家具にも、スチールやアイアン素材のものはあるので、探してみることをおすすめします。

他にも、コンクリートやステンレスもシンプルモダンなデザインによく合うので、さまざまな素材やアイテムを上手に組み合わせてみましょう。

ただシンプルなだけでなく、他にはないおしゃれさもプラスしたいと考える場合は、設備や家具、照明などにも工夫を凝らすことがおすすめです。おしゃれでシンプルモダンな家をつくるために意識したいポイントを、外観と内観についてそれぞれ紹介します。

【外観】FIX窓を活用する

シンプルモダンな家の外観をさらにおしゃれにするためには、FIX窓の活用がおすすめです。

FIX窓というのは、開閉できない固定された窓のことを指します。通常の開閉式窓では、構造上の問題が発生したり、窓が多いと開け閉めが面倒になったりすることがあります。その点FIX窓は開け閉めする手間が省けるだけでなく、比較的防犯性も高いという点もメリットです。

デザイン面においても、サッシが目立たず外観を邪魔しないため、すっきりと洗練された印象を与えながらさりげないアクセントをプラスしてくれます。

窓にはFIX窓以外にもさまざまな種類があるため、上手に組み合わせることで、シンプルでありながらメリハリもあるおしゃれな外観を実現できます。

【外観】照明で印象を変える

シンプルモダンな家をつくる際には、ぜひ照明にも工夫を凝らしたいところです。外観がシンプルな分、照明を工夫することで、昼と夜の印象を大きく変化させられます。

例えば、植栽に照明を当てたり、玄関の土間に間接照明を取り入れたりすると、夜にはシンプルな外観に光と影の濃淡が加わり、モダンで大人っぽい雰囲気を演出できます。

光と影を上手に生かした演出は、シンプルな外観ならではの工夫です。照明の色や大きさなど、さまざまな種類の照明を試してみましょう。

【外観】立体感を出す

シンプルモダンな外観では、色味が落ち着いているため、全体的にのっぺりとした印象になりがちです。そのため、建物のファサード(正面)からの見え方を意識し、立体感や奥行き感を出すことが重要となります。

例えば、外壁を全て同じ素材・色で仕上げるのではなく、異なる素材・色を組み合わせて変化を持たせたり、玄関周りに立体的なデザインや凹凸を取り入れたりすることで、シンプルながらも印象的な外観が完成します。

また、照明の当て方を工夫することで、外観の立体感がより強調され、夜間の外観も美しく演出できるでしょう。

【内装】吹き抜けにする

装飾を増やさずに空間を広く見せたい場合は、吹き抜けを取り入れて部屋全体をダイナミックに演出するというのも選択肢の一つです。

ただし、吹き抜けにすることで2階部分の面積が減るため、敷地面積によっては十分な生活面積や部屋数を確保できない可能性もあります。その場合は吹き抜けではなく、天井を高くして開放感を出す方法もおすすめです。

タイセーハウジングでは、建築エリアの条件に応じて3.5mの高天井をご提案しており、広々とした生活空間をつくりたいというお客さまにご好評いただいております。

また、床下冷暖房と全館空調システムの導入することで、冷暖房効率が低下しやすい吹き抜けや高天井にした場合でも、フロア全体の室温を一定に保てます。

【内装】アクセントを取り入れる

少しだけ遊び心が欲しい場合には、アクセントウォールやアクセントクロスを壁の一部に取り入れることで、部屋に個性と深みが生まれます。

例えば、LDKは目立たない模様のクロスで落ち着いた雰囲気を演出し、プライベート空間であるトイレに大胆なデザインのクロスを使用して、遊び心を取り入れると効果的です。

特にアクセントクロスは壁紙を変更するだけなので、比較的安価で取り入れやすくおすすめです。ベースカラーやインテリアとのバランスを見ながら、上手に取り入れましょう。

【内装】キッチンもモダンスタイルにする

シンプルモダンな内装に合わせるために、キッチンもモダンスタイルにするよう意識しましょう。

最近では部屋の中心やリビングに面して設置される、対面式キッチンが人気を集めています。インテリアの一部として扱われるケースも少なくないため、キッチンのデザインにこだわらないと、リビングのモダンな雰囲気が崩れる可能性があります。

キッチンにもリビングになじむ同系色を取り入れつつ、アクセントカラーは1~2色に抑えるとバランスが良いでしょう。

【内装】照明にこだわる

シンプルモダンな内装を実現するためには、照明器具にもシンプルなものを取り入れることが大切です。

ダウンライトを取り入れると天井がフラットになるため、部屋全体がすっきりとした印象に仕上がります。少しアクセントを加えたい場合には、シンプルなペンダントライトを使用しましょう。

また、光の強さや照明の色にもこだわることで、部屋の雰囲気を自在に変えられます。必要以上の装飾なしに洗練された空間にするには、照明へのこだわりは必要不可欠です。

モダンテイストが好みだけど、シンプルモダン以外にも検討したいという場合は、和モダンやナチュラルモダンなども選択肢の一つです。ここでは和モダン、ナチュラルモダン、ミッドセンチュリーモダンの3つのモダンテイストをご紹介します。

和モダン

和モダンは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインを融合させたスタイルです。

畳にラグを敷くことで和の要素を軽減したり、囲炉裏テーブルやリメイクした水屋箪笥を取り入れたりすることで、モダンな印象と特別感のある空間づくりができます。他にも、格子戸や和紙照明などを設置すれば、和の雰囲気を残しながら現代的なデザインや利便性もプラスできます。

和モダンな内装には観葉植物もよくマッチするので、自然の温かみのある生活空間をつくりたい場合にもおすすめです。

ナチュラルモダン

ナチュラルモダンは、スタイリッシュな雰囲気に自然の風合いを織り交ぜたデザインで、木の質感を生かしつつ、都会的でおしゃれな空間をつくり出すのが大きな特徴です。

無垢材の家具や自然素材のアイテムをベースにし、そこにアイアン脚の家具や照明を使うことで、温かみとモダンな雰囲気が良いバランスで調和したインテリアになります。

シンプルなデザインと落ち着いた色合いを基調とするため、ナチュラルさと大人っぽさを両立したデザインが好みという方にぴったりでしょう。

ミッドセンチュリーモダン

ミッドセンチュリーモダンは、1940年代から1960年代にアメリカで発展したスタイルです。直線的なシンプルモダンとは異なり、曲線的なデザインの家具や小物が特徴です。

ミッドセンチュリーモダンな家具には、成型合板やFRP(繊維強化プラスチック)などの新素材が使われ、イームズやジョージ・ネルソンといったデザイナーの作品が広く知られています。ポップなカラーやユニークな形状が多いのも特徴で、シンプルな空間に設置すれば、他にはない個性をプラスしてくれます。

シンプルモダン

アイボリーがベースの外壁に、グレーを取り入れたバルコニー部分で、上品さと立体感のある外観に仕上げています。

シンプルモダン

バルコニー下で日陰になる駐車スペースの壁には、スリット窓を設置しました。室内の採光を確保しつつ、程よいアクセントとしても機能しています。

シンプルモダン

内装はホワイトと木目を基調とし、ナチュラルで温かみのあるモダンテイストです。大きな照明器具ではなくダウンライトを採用することで、全体的にすっきりとした空間に仕上げました。

余計な装飾のない室内は、家具や小物によって雰囲気を変えられるのも嬉しいポイントです。シンプルモダンを追求すれば、何年住んでも飽きが来ない住まいを実現できます。

さらにこちらから実際のお写真をご覧いただけます。

シンプルモダンな住宅は、どの年代にも人気があり、飽きのこないデザインが魅力です。シンプルモダン以外にも、和の要素を加えた和モダンや、木の質感を取り入れたナチュラルモダンなど、さまざまなスタイルを楽しむこともできます。

しかし、色や素材、立体感の出し方が重要で、入念な打ち合わせとデザインを怠ると寂しい印象や安っぽい印象になる点に注意しなければなりません。

洗練された注文住宅を建てるには、豊富な知識や経験を持つプロから、色の選び方や素材の組み合わせ方についてアドバイスを受けることが重要です。空間にメリハリをつけるためのアクセントの取り入れ方なども、プロの視点で検討すると良いでしょう。

タイセーハウジングは、お客さまの思いや要望を「カタチ」にし、シンプルモダンや和モダンなど、お好みに合わせた家を実現します。シンプルでありながら個性的で、特別な住まいを手に入れたい方は、ぜひお問い合わせください。