「No.49 ウォールハウス」

一見複雑な形状をしていますが、実際には非常にシンプルな構造をしている住宅で、間取り=外観=デザインという、全体の一貫性が上手く表現できた例と言えます。 間取りは、3LDK+和室という一般的な物で、特異な形状をした部屋がある訳ではありません。幾何学的で複雑に見える外観は、実は内部の壁の位置がそのまま表れたもの。 屋根の掛け方や下屋の処理によって、他に類を見ない、独特な外観を作り出しています。 また、上下の壁面線がきれいに揃っていることで、構造的な安定とデザインを両立。窓の形状、配置に「セル・デザイン」を用いることで、一般的な住宅から一線を画す、洗練されたデザインドハウスとなっています。