高耐震構造の住まい

タイセーハウジングは在来工法(軸組)と2×4工法(面)のいいところを取り入れた構造です。

在来工法

日本の伝統的な建築工法である「木造軸組工法」です。日本最古の神社仏閣などの伝統工法を簡略化、発展させた工法で在来工法とも呼ばれています。
タイセーハウジングでは、この伝統的な工法と進化した素材を組み合わせることにより、災害に強い、高耐震構造の家づくりに実直に取り組んでいます。屋根から、柱、梁、壁、基礎まで1棟1棟、許容応力度計算をかけることにより、安心・安全を第一に『高耐震構造』の家づくりを実現させています。

木造軸組工法

躯体金物

タイセーハウジングでは1棟1棟、200ページを超える許容応力度計算に基づいて計算された、最新の金物で補強することにより耐震性・耐久性を高めています。

躯体金物

高耐力面材壁工法

高耐力面材壁工法

木造軸組工法と高耐力面材を合わせることにより、優れた耐震性能を発揮します。
『軸』+『面』これも1棟1棟、許容応力度計算することにより、どこに面が必要となるのか?どこの面を強くするのか?を計算して、より強い耐力面材をはって、面構造として剛性を高めます。木造軸組工法の特性と建物にかかる力を壁全体で支える面構造の融合により、高い耐性性能を発揮しています。

国土交通大臣認定の高強度耐力面材と堅牢剛床仕様

高強度耐力面材を使用し、壁全体で家を支えます。

高強度耐力面材
高強度耐力面材の比較

国土交通大臣認定 壁倍率2.9倍~4,3倍の構造耐力面材

当社で使用しているnovopanSTPⅡは、国土交通大臣認定(国土交通告示1541号)を取得した、9mm厚のパーティクルボードの構造用耐力面材です。ホルムアルデヒド放散量はF☆☆☆☆です。
パーティクルボードは耐力面材に求められる「せん断性能」が優れています。そのためノボパンは木造軸組工法で2.9倍~4.3倍という高い壁倍率を取得しています。※もちろん、4.3倍の方が強いです。
また、当社は許容応力度計算に基づき壁倍率計算しているので、1棟1棟その壁によって壁倍率が違ってきます。施工時に構造図をもとに、この壁は2.9倍の施工、この壁は4.3倍の施工方法と大工さんと現場監督で密に打ち合わせをして施工していきます。

構造図
構造図

壁倍率を4.3倍にすることで更に強い高倍率仕様にしています。

通常計算されていない一般的な建物は、マニュアル通りに全て壁倍率2.9倍の施工方法です。
しかし、計算された建物は箇所、箇所で施工方法が違ってきますので、当社の建物は熟練された大工さんでなければいけないのです。

壁倍率

このようにパーティクルボードの特性を活かすことで、地震や台風に強い家をつくることができます。

堅牢な剛床仕様

タイセーハウジングの剛床

構造体と24mm厚の構造用合板を一体化させた、剛床工法を採用しています。
地震の横揺れの力を壁に伝える役割を担っているのが水平構面です。例えば、2階の床剛性が低いと建物全体に力を分散することが出来ず、耐震性能が低下します。
各階の床に24mm厚の構造用合板を張ることにより、水平構面の剛性を確保して強い耐震性を高めています。

制震ダンパーは必要?

よく、制震ダンパーはオプション対応などで取り付けが出来るところがありますが・・・ただ単に、取り付けすれば耐震性が良くなるという訳ではありません。
その部分だけ強くしても他の強度が弱ければ、そこに圧力がかかり、余計バランスが悪い建物になってしまいます。
やはり、1棟1棟厳密な計算をかけ、必要であれば耐震構造とセットで制震ダンパーを用いることで、最大の効果を発揮するものであるので、簡易計算で使用するのはあまり意味のないものです。
家は1棟1棟、地盤も違えば間取りも違います。その間取りによって1棟1棟、計算をかけて始めて耐震強度が強い家が出来上がるのです。
タイセーハウジングの強みは1棟1棟に許容応力度計算をかけることにより、強い耐震性能を確保しています。