タイセーハウジングでは創業以来、日本の木造住宅の中でも最高位かつ精密な計算方法の許容応力度計算を行うことで強い耐震性能を確保しています。
また、この計算方法が正しいかどうかを、国が定めた第三者機関で客観的で公正な評価を行う「設計住宅性能評価書」を取得し、等級や数値を見える化するので安心です。
タイセーハウジングは全棟、構造計算(許容応力度計算)を行っております。
全棟というのは、平屋、2階建、3階建(義務化)全てにおいてです。
大地震が来ても耐えられる建物なのか?台風やハリケーンが来ても耐えられる建物なのか?を様々な角度から科学的に検証し、荷重や地震に対して柱や梁などが十分に耐えられるかどうかを確認する作業です。詳細な計算量は200ページにも及ぶ計算方法です。
地震が多い、日本なら全ての建物がやっているんじゃないの?と思われると思いますが・・・実はこの構造計算、日本では3階建ての建物しか構造計算は義務化されておりません。平屋建て、2階建ては構造計算はしなくても良い法律なんです。そのため、日本で建っている、おおよそ80%にあたる木造の平屋、2階建ての住宅はほとんどが構造計算がされていません。
かたや、鉄骨造や鉄筋コンクリート造で造られる大型建築物は構造計算が法律で義務化されています。しかし、木造の場合は面積が500㎡以下、2階建て以下の建物については構造計算が義務化されていません。「四号建築物特例」という逃げ道によって構造計算は免除という扱いになっています。
その為、日本で建てられているほとんどの家が構造計算されていないのです。逆に構造計算されていない建物は「壁量計算」などの計算をして建物を建てています。2つの計算を簡単に説明すると、壁量計算は、間取りの横軸、縦軸で耐力壁の量が十分かどうかをチェックするだけ。一方、許容応力度計算は荷重や地震に対して、柱や梁などが十分に耐えられるかどうかを検討する作業になります。
法律で義務化されていないので、構造計算(許容応力度計算)をしない理由は・・・まず、費用の問題が一番なのです。
木造の構造計算はその費用で30万円~40万円かかり、性能評価書を取得する場合はさらに5万円~10万円かかります。設計建築確認申請費用とは別です。そして、構造計算をかけると屋根から基礎まで建物をまるっと計算をかけるので、一棟一棟がすべて違いますので、「壁量計算」によって計画される建物よりも柱や梁の構造材が50万円~60万円アップします。
また、壁量も箇所箇所により違います。2.9倍のところがあったり、4.3倍の倍率で釘打ちをしなければならないなど、構造図を元に大工さんは一棟一棟、丁寧に建物を建てて行かなければならないのです。そして、一番の違いは基礎が一棟一棟違うので、配筋量や地中梁があったりでマニュアル化できないので、基礎の金額も高くなるのです。
基準法仕様規定(壁量計算)で建てる建物は、ある程度マニュアル化でき、同じ建物を大量に建てる事が出来ます。大工さんも構造図を元に建てなくていいので、早く建てられます。ゆえに、多くの建物は構造計算(許容応力度計算)をかけずに建てているのです。
「壁量計算」と「許容応力度計算」の違い、少しはおわかり頂けましたでしょうか?タイセーハウジングでは、この許容応力度計算を強みに、これからも安心・安全な建物をどこよりも実直に建てて行きたいと思います。
許容応力度計算についてもう少し、詳しい説明はこちらより