「ゲストラウンジのある家」

横浜市神奈川区の高台に建つ３階建ての二世帯住宅です。
１、２階に家族４人とお母様が暮らす居住スペース、３階にはゲストを招いて食事ができるラウンジや、横浜の街を一望できる屋上デッキ、天気の良い日には富士山を望めるゲスト用の和室、小庭付きの浴室があります。ビルトインガレージやオーダーメイドキッチン、荷物用エレベーターや愛犬たちのためのスペースなど、ある部分ひとつ抜き出しても特徴のある住宅ですが、元々お住まいだった土地での建て替えということもあり、施主様が環境や周囲の事情を熟知されていたことと、長い時間をかけて何度も打合せを重ねて設計をしたことで、とても洗練された住宅となっています。
打合せの場では楽しい雑談を交え、時に大笑いをしながら、様々な内容を話し合い、その中で飛び交った沢山のアイデアをひとつひとつカタチにしていきました。そして、工事が始まってからも、コンセントひとつ、カーテンやテレビの取付け位置、棚板の高さまで、設計段階には気付かなかったことや新たに思いついた事を更に細かく調整をしていきました。和室の仕上げでは、施主様も木材市場まで足を運ばれ、大量の材木の中から太さや色合い、曲がり具合が気に入った１本を選んで床柱にしました。
そんな、住宅をつくるプロセスにも沢山の思い出が残っています。