ローコスト化には、大きく分けて2つの段階があります。ひとつは「CD(コストダウン)」によるもの、次に「VE(バリュー・エンジニアリング)」によるものです。
idea styleでは、「VE」を特に重視します。 「CD」は、あるものを削減することを主とした方法になります。どのハウスメーカーでも、商品開発において必ず行っているのがこの「CD」です。実際の設計作業においては、建物の面積を小さくすることや窓の数を減らすことなどがこれにあたります。一方「VE」は、あるものを別のものに置き換えることでコストを下げる方法です。例えば、同じような仕上げでも、建材のグレードを少し下げたり、窓の数は変えずに、形状を変えることでコストを下げたり、といったことです。我々は、この知識や経験に裏打ちされた技術を「デザイン力」と呼んでいます。真の「ローコスト」は、「デザイン力」によって可能となります。工夫無くして成しえないのです。
idea styleは、タイセーハウジングの自社設計・自社施工です。住宅建設の初めから終わりまで、常にタイセーハウジングの社員がかかわることで、お客様のご要望に柔軟に対応することが可能になります。例えば、「姿見を取り付ける場所の相談」のような小さなことでも、実際に現地で打ち合わせをしたり、設計段階では気づかなかったことを現場で対応できます。また、設計と現場監督が社内で常に打ち合わせをしながら進めることで、お客様のご要望にそれぞれの視点からご提案することが可能になります。
idea styleは、許容応力度計算による全棟構造計算を実施しています。建物に必要な強度を数値化し、必要な個所に適切な補強を行うことで、安全・安心な建物を設計します。また、断熱性能についてはお客様の要望を最大限汲んだ仕様でご提案しています。構造や断熱は「当たり前」の性能です。決してこれらが注文住宅の本質にはなりえないと我々は考えます。一方で、きちんとした施工や正確な計算が成されなければ、いくら机上での性能が高くても、実際には発揮されないことになります。重要なのは、建物の性能を数値やカタログの謳い文句に惑わされず、現場での施工方法や将来のメンテナンスに至るまで、トータルに考えられているかどうかです。idea styleの建物の性能は、「当たり前」のことを「当たり前」にやることなのです。